本物のお召仕様では無く、お召整備の5861です。
写真は1983年5月22日 米原機関区
七尾線でのお召列車運転の為、1号編成を北陸に回送する際
米原まで牽引したのが5861でした。
この当時、回送といえどカマはお召整備並に整備されておりました。
外観の塗装、屋上周りの整備磨きだし、帯の磨きだし、それどころか
足回りも塗装剥離の上、磨きだしが行われておりました。
但し、足回りについては本番は当然完全磨きだしの状態ですが
そのままではスグに錆びてしまう事もあり、グリス塗布されております。
お召後の5861が来阪する機会があれば、新大阪の近所の機関区(あそこです)に
よく見に行ったものですが、塗装されるまでの間は磨きだし部分にかなり厚く
グリスを塗布しておりまして10mm程度の厚さにコテコテに塗布されており
ピカピカの足回りがほぼ隠れるまでになっておりますが
※実際に触ったことがあるが、指が埋まる位コテコテ
このお召回送の5861はグリスも薄くほぼお召装備と同一の外観をしておりました。
お召回送自体は近江長岡で撮影
撮影後、米原機関区に立ち寄ると何人かの仲間と合流し
許可を得てプチ撮影会となったのです。
機関区にお願いして、倉の中にしまっていた5861を出してもらい
パンは上げた状態にして、撮影したのがこの写真です。
足回りがイイかんじでしょ
2エンド側
写真からも足回りのグリスが塗布されている事がわかるが、しっかり磨きだしがみえている。
磨きだしと銀色塗装は全く別物ですな、やはり磨きだしが美しい
全検 55年 大宮工になっています。
因みに握り棒は116号機のモノらしいです。
1エンド正面
ヘッドライトも点灯状態
運転席の水切りが修正される前の姿です。(ワイパー部分がΩになっている)
左後ろのP形も気になるってか(笑)この当時はゴロゴロしてたので、まともに撮影してません。
また、このような美しい姿を見たいモノです。